最終話「悪魔の子」
「千影!待ってくれ、ちょっと・・・」
「兄くん・・・ここがなぜ”悲しみと覚醒の門”と呼ばれるか・・・分かるかい?」
千影はそう言って門の中に入っていった
「分かるわけ無いじゃないか」
「ふ、分からないか・・・」
門をくぐると中は大きな部屋だった
中は真っ暗で真ん中にあるいすだけ月の光がさしていた
千影はそのいすに腰をかけ天井を見上げた
「ここは昔大きな城だったんだ・・・この城には普通の家族が住んでいて
楽しく暮らしていたらしい・・・けれど・・・ある日突然・・・笑い声が
しなくなったんだ・・・なんでだと思う?」
千影は俺の方を見ずに天井を見上げたまま俺に問いかけてきた
「なぜ?」
俺はなぜかまた体が熱くなり始め千影の言ってることが気になって仕方が無かった
「それは・・・城に住んでいた少年がここの中に入ったからさ・・・
ここは誰も入ってはいけなかった・・・けれど少年は入った・・・」
「う・・・・くぅ・・・・」
胸がくるしい・・・
「その少年はここに入りここのいすの前で天井を見上げた・・・
少年はそのとき体中が熱くなり・・・叫んだ・・・」
「はぁはぁ・・・・あぁぁぁぁぁぁ!!」
「少年はその後動けなくなり・・・ここで・・・死にかけた・・・
その間家族は探しにこなかった・・・少年は辛かった・・・・
しかし家族はこなかった・・・家族は少年を見捨ててこの城を去ったのだ・・・
その時は戦の最中だったから仕方が無かったのかもしれない・・・・
けれど少年は憎んだ・・・家族を・・・苦しんでるのに助けてくれない家族を・・・・
そして少年は覚醒した・・・・悪魔へと・・・・」
「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
胸が焼けるように熱い!頭が割れるように痛い!
「うぇぇぇ・・・おぇぇぇ・・・」
俺は嘔吐した・・・激しく襲う気味の悪い感覚・・・
その感覚に耐え切れなくなったのだ
「そして少年は悪魔になり家族を・・・・・殺した・・・・
少年はまたここの門に戻ってきて門を開こうとした・・・
けれど門は開かなかった・・・少年は門の所にあったガラスで自分の姿を見た・・・
少年はその場で崩れ落ち・・・泣いた・・・・」
千影が何を言ってるのか分からなかった・・・
ただ・・・今の自分と似ていた・・・その少年が・・・・
「その少年は崩れ行く城の中で一人立っていた・・・
ふふ・・・兄くん・・・大丈夫かい?」
「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
めきめき
「兄くんには期待してるよ・・・・なんせ兄くんは悪魔の子のはずなんだから・・・・
私と同じ・・・・悪魔の・・・・」
千影の背中から黒い・・・真っ黒な翼が生えてきた・・・
「ち・・・・か・・・・」
めき・・・べきべき・・・ぐしゃ!
「・・・・だめだったか・・・・残念だよ・・・兄くん・・・・
兄くんには中途半端な悪魔の素質しか無かったんだね・・・・
私は死ぬことのできないほどの人間になれたのに・・・
兄くんも本当の兄くんではなかったんだね・・・・
また・・・・捜さなくては・・・・」
前へ
・・・あとがき・・・
ふにゃーなんか訳分からん終わり方をしてしまった。
この説明でわかるかなぁ・・・不安・・・
結局千影は自分の実の兄くんを捜してたってことです。
で、城で覚醒した悪魔の子が千影ってことなのです。
わかったかな?で、最初の「・・・・・・・だから」は
「悪魔の子のはず」でした。むりやりー!
しかも「はず」だって・・・自信ないんかって感じですね。
まぁ、とりあいず終わりました。
では、また次回作に期待してください!